(資料提供について)
川崎市危機管理本部 / 『川崎市の災害概要』作成担当者 様
2025.5.5 川崎区 神戸
以前から、高層ビル群からの人口排熱がもたらす上昇気流により、大雨が降る危険性が指摘されてきました。近年、中原区の小杉周辺地区で超高層ビルが次々と建築されていますが、気象関係に影響をもたらしているのではないかと考え、区ごとの雨量を調べてみました。
下のクラフは、川崎市危機管理本部から毎年発行されている『川崎市の災害概要』資料編に載っているデ-タをもとに作成したものです。その結果、建築が急速に始まった2008年ころ以降、それ以前他区に比べ低かった中原区がトップに躍り出ていることが判明しました。こうした実態について、今後防災上、配慮して頂きたいと考えております。
グラフ—中原区の近年の雨量増加の原因は、超高層ビル群の建設によるものか?

(注) それぞれ5年間ごとの、各区の平均降雨日数を求めた。各区の観測地点数は継続を考慮し、幸区 と中原区が3か所、それ以外の区はそれぞれ4か所を選んだ。川崎区(市役所・南部防災・川崎土木・大師支所) 幸区(幸土木・加瀬消防・平間消防) 中原区(中原区役所・中原土木・井田消防) 高津区(高津土木・新作消防・久地消防・久末小学校) 宮前区(宮前区役所・宮崎消防・菅生消防・向ヶ丘消防) 多摩区(多摩土木・菅消防・青少年科学館・西生田中継所) 麻生区(百合丘消防・柿生消防・岡上文化・黒川第一調整池)