6.工場からのPFASなど有機フッ素化合物排出を防止することに関する 要請

                                  2024年 4月 3 日 

  川崎市 環境局 環境対策部 御中

  (環境対策推進課・環境保全課)

                         川崎から公害をなくす会

                          会長  神戸 治夫

 いま世界的に、PFASなど有機フッ素化合物に対する関心とその規制が叫ばれています。残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約によれば、PFASは「難分解性や高蓄積性・長距離移動性及び人や生物への有害性がある」とされ、報道によればWHO傘下の国際がん研究機関は、昨年12月「ヒトに対して発がん性がある」と評価しています。

 環境省は、2020年5月「要監視項目」にするとともに、23年2月には水質汚濁防止法の「指定物質」としています。これにより、全国的に実態調査が進められ、本市においても、地下水(井戸)や水道水についての調査が行われています。

しかし、公害発生源の現場である臨海部の工場においては、こうした有害物質がどのような状況にあるのか、市民にとって全くわかりません。市民や住民の命と健康・環境を守る立場から、下記の要請をいたします。

                       記

  •  PFAS等有機フッ素化合物を扱っている工場として、業界団体資料から本市の場合、別添の工場が疑われます。これらの工場から大気や公共水域などに、PFAS等有機フッ素化合物が排出されているのかどうか、煙突や排水口について調査し発表してください。
  •  前項について、排出がある場合はその程度、具体的な数字を示してください。併せて 当該工場に対し対策を取らせてください。また、場合と必要によっては、立ち入り調査等を実施されたい。
  • PFASは1万種以上あるとされ、欧州では予防原則から規制が強化されようとしています。従って、『特定PFAS』の3物質に限らず視野を広げて取り組んでください。

                               事務所 川崎区砂子2-8-1 512号

                                    TLE 044-211-0391

    (別添) 有機フッ素化合物を扱い排出が疑われる、主な川崎の工場

  1. 日本ゼオン川崎工場  (日本フルオロカ-ボン協会加盟) (日本化学工業協会加盟)
  2. セントラル硝子川崎工場  (日本フルオロカ-ボン協会加盟)  

3. 旭化成川崎製造所  (日本化学工業協会加盟) 

4. ENEOS川崎  (日本化学工業協会加盟)

5. エア・ウォ-タ-パフォマンスケミカル川崎工場  (日本化学工業協会加盟)

6. ケマ-ズ川崎工場  (日本フルオロケミカルプロダクト協議会加盟)

(日本化学工業協会加盟)

7. レゾナック・ホ-ルディングズ川崎事業所  (日本化学工業協会加盟)

8. 太陽日酸川崎事業所  (日本化学工業協会加盟)

9. 日油川崎(千鳥・大師)工場  (日本化学工業協会加盟)